<第30回>長寿国日本が危ない
日本は世界一の長寿国です。多くの国民が「当然、自分も90歳くらいまで生きられるだろう」と思っています。でも、これは大きな間違いです。
今の長寿国世界一を築いてきた人たちは、粗食に耐え、車も家庭電化製品もない時代によく歩き、よく働いてきた人たちです。いまの現役世代とは生活様式が全く違います。
山梨県にかつて長寿村として有名になった村があります。山間の村で、昔ながらの根菜類を多く摂る食事と身体を良く動かす労働で高齢者が健康に生活しています。
ところが、その子どもたち(といっても50歳代の人たちですが)は都会に出稼ぎに行き、宿舎などで動物性脂肪を多く含んだ高カロリー食を摂取しているためか、脳卒中や心筋梗塞を起こして倒れ、おじいちゃんやおばあちゃんだけが生き残っているという現象が起きていました。
このような状況を引き起こさないためにも、子どもも、お母さんも、お父さんも、お年寄りも、みんなが外へ出て新鮮な空気を吸いながら運動を始めましょう。活力ある長寿国(町)を目指しましょう!
長崎大学大学教育機能開発センター 助教授 中垣内真樹 (次回へ)
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